ウーマン

心神医学を専門とする医療

診察

精神科との違い

心療内科とは、ある特定の疾病のみを治療するのではなく、心理面や社会生活への適応など、身体的かつメンタル的にも総合的観点から治療を行う、言わば心身医学を行うのが心療内科の役割です。心療内科という言葉が日本で定着したのが2000年以降で、精神科と異なる概念として治療が行われていますが、精神障害や依存症などの治療を専門に行う精神科では、既に機能的な障害を脳や精神面に持っている人への治療を専門として行うのと比べて、心療内科とは鬱や自律神経失調症、社会不安などの障害を持つ人など、心の病気という捉え方が広く定着しています。ただ、心療内科と精神科にはっきりとした区別が無く、精神科医が心療内科を開業しているケースが多いです。ただし、心療内科という新たな概念が医療の側面で伸びたことが、鬱病などに苦しむ人に希望の光を与えたことは間違いなく、ネガティブなイメージであった精神科が心療内科となったことで受診しやすくなったことも確かです。主にカウンセリングと薬物療法がおこなわれますが、医師により患者の症状や特徴を見極めて薬物コントロールをすることが重要であり、薬物使用により症状が悪化したというケースもあることから、治療実績の高い医院を選ぶことが良いでしょう。患者本人にしかわからない感覚や症状を見極めるには、医師の十分な経験と患者の心理を読み取るテクニックが必要です。病気を発端として心身症になる人もおれば、心身症から病気となる人もおり、心療内科とはCTやMRIなどでは発見できない心と体の病気を治す医療です。

心神医学治療の特徴

心療内科とは心身症やストレスからくる身体的症状に対して行われる医療ですが、治療の特徴として他の治療とは異なり、検査などから出されるデータによる判断が難しく、患者の視線や思考、行動などから症状を読み取ることが必要であるため、カウンセリングに非常に長い時間がかかることがあります。一般的な治療では、検査の結果を見て医師が治療の方針を決めます。その過程で数回の診察を行うでしょう。しかし、心療内科では、診察というよりもカウンセリング(患者の問題や悩みに対して専門的な視点で対処するための聞き込み)を繰り返し行い、治療のコントロールが行われます。どの薬物を使用するか、どれだけ使用するか、また薬物を変えることも必要で、副作用が出ないようにする治療を行い、社会への適応を助けることが医師が担う役割となります。心身症の特徴として、他の疾病同様再発するリスクが存在し、潜在的な部分として治療後も患者に残るため、その後の経過をしっかりと見極めることが医師に求められます。完治したと思っていても、何らかのファクターにより心身症として再発するきっかけとなることが多く、またこの病気が怖い理由に犯罪を引き起こす懸念や自傷行為や自殺行為など、自身や周りの生命の危険性をも高める恐れがあるため、完全なる治療を行う必要があります。心療内科に通うことで生活の質を向上させ、健康的な心神を取り戻すことが可能でしょう。自身でも症状に気付かない人が多く、放置していれば症状が悪化することがあるので、早めの受診が治癒を早めることに繋がります。